工芸工業デザイン学科金工研究室
山本雄介助手
5つの質問に対する5つの回答
あなたは何を作っていますか?(どんな研究をしていますか?)
金属で犬を作ってます。
なぜ今回の作品を制作しましたか?(なぜこの研究をしようと考えましたか?)
お金を稼ぐためです。
今回の作品のおすすめ、こだわり、一番大切な部分、はどこですか?
私は、金属の板(鉄、銅、銀など)を使用して制作しています。制作するうえでの私の重要な動作は『叩く、削る、くっつける』の3つです。
ほとんどの制作時間をこの3つの繰り返しと、たまに眺めるという時間割で過ごし、固い金属の板をまるで粘土のように伸ばしたり縮めたりしながら作品を練り上げていきます。
私はこの3つの動作でモチーフと対峙し作品の中に物語を練り上げています。 私のほとんどの作品には犬が登場し、その周りに人の身の回りにあるものをお いています。 そうすることで犬と、その目線、周りのもの、そして全体の空気によってそこには登場していない人の存在や、とある状況を感じさせようと試みています。
私のこの物語を見た時に、見た人それぞれが新たな物語を想像し作り、何かを感じてほしいです。
あなたが影響をうけた作家(人物、もの、場所なんでもいいかと)はだれですか?又その理由を教えてください。
金工教授の鈴木洋氏、金工の職人の坂見英一氏。技術や流通、お酒の飲み方まで、様々なことを教わりました。
他の助手に一つ質問するとしたら、だれにどんなことを聞いてみたいですか?
作品の値段はいくらですか?
回答
鈴木泰裕助手/勘です。
野村由多加助手/僕の場合、家具のようで家具ではないので、値段を付けた作品もあったのですが、売ること自体をもっと考えないといけないと思いました。1点ものとなれば、アートピースとしての価値。量産ならばプロダクトの価値が必要ですね。
パクジフン助手/値段?とはmoneyのことでしょうか?「価値」の隠喩表現でしょうか?お答えにならなくて申し訳ありませんが、値段には縁が遠い研究だと思います。
梶山友里助手/生活に取り入れて使って頂く事を目標にしているので、手に取って頂きやすい価格を目指しています。一つ3000円〜15000円くらいでしょうか。
高橋奈保子助手/デザインはなるべくお手頃価格で提供してます。一緒につくる人達によります。
今井俊介助手/サイズで違うからなんとも答えようがないです。
小西俊也助手/もし、売れるとしたら言い値ですかね。
森田奏美助手/¥12,000-(シート)
山田毅助手/2000円くらいは、一回の公演で取りたいですね。